2013/06/11 10:55:01
SPACE全曲解説第7回「Link」

ライブ当日にブログアップするというのは、
初めてな気がします。
おはようございます。
本日金沢エイトホールにてライブです。
来れる皆で最高のスペースにしましょう。
来れない人は成功をイメージしてください。
最高のタイミングの拍手。
最高の歓声。
最高のパフォーマンス。
18:30ライブスタートです。

昨夜も一切外出せずに、
部屋で読書などして今日に備えました。
ちなみに発売当初に買って、
最初の数ページで投げ出していた
スティーブ•ジョブズの伝記を読んでいます。
今、色々とインプットしたいモードなので
楽しく読めています。

それではアルバムSPACE全曲解説いってみます。

SPACE全曲解説第7回「Link」

SPACEの発売は
2013年の2月27日でしたが、
もし今日取り上げる「Link」が収録されなければ
もっと早い発売になっていたと思います。

SPACE制作の取り掛かりとなったのは
明るく楽しいアルバムが作りたい、
という漠然としたアイデアでした。

実際にそういった曲が次々と出来てきて
(しかも予想以上にイケイケで)
アルバムの全体像が見えて来た頃に、
それだけじゃだめだなぁ、
ざっくり言うと”いい曲”が必要、
もっと言うと皆のための曲が必要だ、と感じはじめていました。
SPACEは
音を作っている自分についての歌
がほとんどだったからです。

トラックはもう絶対にこれでいくというのは決めていました。
このアルバムで自分が辿り着いた方向性の
一つの到達点だと感じていたからです。

しかしながら、
このトラックから最初に浮かび上がってきた言葉が
「これは俺の歌」
だったのです。
皆のための曲にしたいと思っているのに、
出て来た言葉は「俺の歌」。
切り口を見つけるためには時間が必要でした。

他の曲は2012年内に完成していましたが、
この曲だけは正月休みを挟んで、
年明けにスタジオに入って完成させる事にしました。
(そのために発売が少し遅くなったと記憶しています。)

何がキッカケだったのかは、
大分時間が経ってしまったので覚えていませんが、
スタジオでいつものようにトラックを流しっぱなしにして
ソファに座りながら切り口を探している時に
「これは俺の歌」
に続く歌詞として
「だけどこの瞬間に君の歌」
という言葉と、
歌は誰かに聴いて貰った瞬間からその人のモノになる
という考えがぶあっと浮かんだ気がします。

そうなってくると後は、
皆に頑張れ頑張れと言うより
自分が必死になっている様を隠さず曝け出して
あぁ、自分も頑張ろう、と感じてもらえる様な曲にする、
という「GO」ツアーと同様の切り口がすっと見つかり
迷わず一気に書き上げました。

歌詞のどこがどう気に入っている、
というタイプの曲では無く
全体がこのアルバムの中でも非常に大切な曲です。
ライブでもこの曲が一人でも多くの人に届いて
皆とLinkできるように言葉を投げています。

これは俺の歌
だけどこの瞬間に君の歌
もう 俺らの歌
俺と君と君と君を繋ぐ
これは過去の歌
だけどこの瞬間と先の歌
そう 未来の歌
誰も止められやしないのさ

https://itunes.apple.com/jp/album/link/id598876025?i=598876289

今、思い出しました。
このアルバムを制作している期間
歌詞が浮かんでこない時にはよく、
OASYSの歌詞を読んでいたなぁと。
改めて大事な作品だと感じました。