2013/03/27 16:12:22
SPACE全曲解説第5回「調理場」

いよいよツアーがはじまります。

全曲解説を開始前に終える事は出来ませんでしたが、
ここはむしろじっくりと出来る時にやっていきたいと思います。
気長にお付き合いいただければ嬉しいです。

リハーサル期間中は喉の調子(体調)が悪く、
歌えない、ラップ出来ない日もあったりしました。
が、そんな日には客観的にバンドの演奏を聴く事が出来てむしろよかったし、
内容に自信を持つ事もできました。

そして感じたのは、
「これは何回も観たい!と思ってもらえるライブになりそうだ」
ということです。
お楽しみに。

お楽しみにといえば、ツアーグッズ。
キましたね、キティちゃんコラボ
か、可愛い…

是非お買い求めくださいませ。

それでは全曲解説、いきます。

SPACE全曲解説第5回「調理場」

SPACEリリースに際して、
今回も沢山の取材を受けさせて頂きました。
ありがとうございます。
そんな中でも、特に男子に一番人気だった曲が
「調理場」です。
ちょっと長くなってしまいそうですが、
思い出せる事をどんどん書いてみたいと思います。

トラックはお馴染み熊井吾郎です。
初めてこのトラックを聴かせてもらったのは、
NHKホールの楽屋だったというのをよく覚えています。
その時聴いたのは採用されたモノを含め5トラックで、
その内の一つが “SpaceDancer” になるトラックだったし、
他のも全部よくてすごく興奮しました。

でもこれは偶然でも何でも無くて、
ちゃんとそうなるべくしてなったと言いますか。

普段から熊には、
自分が今、何がやばいと思っているか必ず伝えるようにしていたし、
トラックを貰う以前に、
アルバムに収録予定だった曲達は全部送って聴いて貰いました。

もちろんだからと言っていいトラックが揃うかと言ったら
全然そんな事は無く、
そこはやはり熊のスキルと、
普段から一緒に活動している事で深まった理解色の賜物かなと思います。

歌詞は…なんでこうなったんだっけか?

元々、熊がチョップしたボイスサンプル
「またビートを打ってリリック書く
だってそうじゃなきゃ俺が俺じゃない」
という歌詞が乗っかっていたので、
当然それについて書いてみようと思って…
ただ、そこで普通に書いても面白く無いので、
普段から音作りに似ているところがあるなと思っていた、
料理人に例えて書いてみようと決めたところがはじまりだった気がします。

それプラス、
「衣、食、住」が「EAT、食、喰う」の
結局ずっと喰ってる事になっちゃう人、という韻…
というか洒落が言いたいなと最初に決めていたはずです。
結局サビになってますし、
なんなら最初はそれがタイトル候補でした。
でも「EAT、食、喰う」は言い辛いので、
絶対誰も呼んでくれないだろうなと思って、
一番「なんだそりゃ!?」と気になるであろう曲名の
“調理場”に決めました。

内容は音作りの事、
もっと言うと
バース2はサンプリングでトラックを作る事について歌った
ニッチなモノになっています。
普段から好きでやっている人達は
涙無しでは聴けない一曲のはずです(笑)
「それがよければ生野菜/だって構わない」とかね。
是非歌詞をじっくりみながら聴いてみてください。
読みづらいですが(汗)

さてこの曲ももちろん、
ライブで皆さんと楽しむために、協力して欲しいところがあります。
それは、サビ中の「Don’t Give Up」です。
っていうかもう、カタカナで「ドンギバッ(プ)!」ですね。
曲の中でディストーションの効いた勢いのある声がしていると思いますが、
そっちの方のテンションで是非お願いします。

そして自分は「ビートを打ってリリック書く」ダンスを踊ります。
はい、踊るというか…動きます。
真似してもいいし、自分なりのムーブを決めちゃってください。

では、向こう3ヶ月の新たな調理場、
SPACE TOUR 会場でお逢いしましょう。

さぁ、やるぞ~。