2013/02/23 22:16:25
SPACE全曲解説第一回「space4space1~4」

今日は全国ネットのラジオから生ライブ、
そしてラジオ公開生放送と連続でしたが、
どちらもとても楽しんでできました。

集まってくれた皆さん、
聞いてくれた皆さん、
関わってくれた関係者の皆さん、
ありがとうございます。

気分がいいので,
この勢いで予告していた「SPACE」全曲紹介第一回、
いってみたいと思います。
今回は、インスト曲4曲=”space4space1~4″の巻。
ちょいと長いですがお付き合いください。

SPACE全曲解説第1回 「space4space1~4」

今回のアルバムは、前作 “GO” を作り終えたくらいから、
明るくて元気でイケイケで…といったイメージを漠然と持っていました。
そんなイメージから “OH YEAH” が生まれて、
そこでトライした「ブレイクビーツ×EDM的シンセサイザー」というサウンドが、
自分の感触、そして周囲の反応も凄く良かったので、
今回はこの方向を押し進めてみようと思いました。
トラックがほぼ出揃い、ラップを録音し出した頃だったかな?
「確かに、イケイケなアルバムが出来てきてるけど、
この調子で行くと、通して聴くのは疲れてしまうかも」と感じて、
インタールード(インスト曲)を挟んで耳と心を一瞬休ませようと考えました。

ここまでは様々なインタビューでも答えてきたので、
「耳休めのために作った」と知ってくれている方も多いかと思います。
もう一つあまり語れなかった理由があって、
「行き場の無いトラック達が活きる場所」を作ったと言いますか。
結果そうなったと言うか。

自分は、何も考えずに曲を作ると、それは大抵、
アンビエント?エレクトロニカ?チルアウト?
呼び方はわかりませんがそう言った類いの、
自分では「夜の水族館みたいな曲」→「水族”感”のある曲」
と呼んでいるものが出来上がってくる事が多いです。
どんな感じかをより分かってもらうために、
以前趣味で作ったインストアルバムから
2曲を(短いですが)サウンドクラウドにアップしましたので、
聴いてみてください。どうぞ。

このように、
リリースされないにしてもカタチにする、という作業を幾つか経て、
やっと明るい曲や、いわゆる良い曲達が産まれるわけです。
しかし残念ながら、これら水族感を持った曲達は、
日の目を見ずにハードディスクの中にいることがほとんどです。
そこで、今回インタールードというカタチで、
自分からするっと出てくる曲調をフル活用してみたというわけです。
一石何鳥なのかわからないくらい、自分でも願ったり叶ったりの展開で、
下手すると全曲インタールードがつきそうな勢いで楽しんで作れました。

マイナスイオンが出ている、だとか
space4spaceだけのアルバムを作って欲しい、だとか
1曲目に収録されているのでリピート再生の時最高、だとか
嬉しい言葉もたくさんいただけましたし、
この4曲のおかげで曲間に悩む事も無かったです。
他の曲同様に楽しんでもらえたら嬉しいです。

P.S.
夜の水族館には行った事がありません。

いかがでしたでしょうか?

アルバムは2月27日発売。
インストアルバムは発売中です。

ではまた。